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APS-Cミラーレス用レンズ【シグマ 56mm F1.4】が発表

こんばんは。クスィです。

フォトキナ、というカメラの一大イベントが始まりまして、新製品が続々と発表されています。

 

今回はその中でも、シグマの新しいレンズ を取り上げたいと思います。

デジカメwatchさんの記事を引用させていただきます。こちら↓

 

dc.watch.impress.co.jp

取り上げるのは、56mm F1.4、というレンズです。

ソニーAPS-C用と、マイクロフォーサーズ (オリンパスパナソニック)用 があるそうです。

 

 解説の前に、レンズの基礎知識をご存じない方のために、少し記載させていただきます。

 

レンズは、【35mm換算】の焦点距離という数字で考えます。

 

レンズには、焦点距離が記載されています。

今回のレンズで言えば、焦点距離は 56mm です。

ですが、これは、【35mm換算】の焦点距離ではありません

 

レンズに記載されている焦点距離は、センサーサイズが【フルサイズ】の場合の【35mm換算】の焦点距離です。

 

よりセンサーサイズが小さいカメラでは、一部を切り取ることになるため、56mm のレンズと思っていると、

『なんか違う。56mmじゃない。やけに望遠だなー』

と悩むことになります。

 

つまり、【35mm換算】の焦点距離 は、センサーサイズによって変わります。

レンズに記載された焦点距離に、掛け算します。

それぞれ、こんな感じです↓

 

APS-C (キヤノン以外)は 1.5倍

APS-C (キヤノン)は 1.6倍

マイクロフォーサーズ2倍

 

この【35mm換算】の焦点距離 で考えると、その数値から、【どれぐらいの範囲が撮れるか?】【どこで使いやすいレンズか?】などがわかります。

 

今回のレンズは56mmですから、

 

ソニーAPS-Cでは 1.5倍されて 84mm

マイクロフォーサーズでは 2倍されて 112mm

 

となります。

 

35mm換算で84mm。

これは、屋外のポートレート(人物)撮影にとても適している焦点距離です。

室内では、例えば立っている人の全体を撮るのは、ちょっと入りきらないと思います。

 

35mm換算で112mm。

これも、屋外ポートレートでは良いですね。少し遠くを切り取って撮るレンズになります。

対して、室内で人物を撮る時は、かなり広いところでないと難しいでしょう。

小物を撮る、とかは良いかも、です。

 

ということで、屋外での人物のポートレートに良いレンズですね。

F1.4ですから、ボケの大きさにも期待できそうです。