3000mmで撮れるニコンのデジカメ【P1000】について
こんにちは、クスィです。
今日はニコンのデジカメ P1000 を取り上げます。
小寺さんの記事がとてもわかりやすいため、引用させていただきます。
こちら↓
P1000は、とても特徴的なレンズを持つデジカメです。
35mm換算の焦点距離は、24~3000mm。
記事でも書かれていますが、アホ、という褒め言葉がとても似合うと思います。。
広角側の 24mm は、デジカメでは良く見かける画角です。
風景撮影などで使いやすく、とても広い範囲が撮れます。
望遠側の 3000mm は、普通の技術者は、
『・・・・・・300mmの書き間違いかな(^ ^; 』、
と、要求仕様書の記載を疑うレベルかと思います。
本当に、月を撮りたい人向け、と言って良いカメラです。
このように、超が付くほどの遠くも近くも撮れるカメラですが、万能なわけではありません。
例えば、センサーサイズは、1/2.3型。
つまり、スマホと同じぐらいのサイズですから、暗いところには弱いです。
APS-Cなどのデジタル一眼とは、暗所撮影性能は、比べ物にならないほど弱いと考えられます。
また、絞りの最小値は、広角側で F2.8、望遠側で F8、です。
身近なものを撮るような、多くのシチュエーションでは、ボケは期待できません。
遠くのものを撮る際には、ある程度ぼかすことができるかもしれません。
ということで、
・明るいところであれば、広角から超望遠まで撮れる
・暗いところやボケを作るなどは、あまり期待しない方が良い
というカメラですね。
ちなみに、夜に月を撮る場合は、シャッタースピードを遅くして、三脚で撮影すれば、十分な光を採ることができますから、センサーサイズが小さくても問題はありません。
いずれにしましても、このカメラの超望遠レンズは、他に類を見ない、本当に凄まじいものですね。